ダニからの感染症
マダニを媒介して感染する、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)という
感染症が、新たに発見されたのだそうです。
このウイルスが発覚したのは、昨年の秋ごろに亡くなった山口県の女性の
主治医が、亡くなった原因が不明だとの疑問を感じたため、国立感染症
研究所に血液の検査を依頼した事がきっかけだったそうです。
その後、愛媛、宮崎、広島などでも感染が確認されたそうで、これまでに
4人の方が亡くなってしまっているそうです。主な症状は、発熱や嘔吐、
血小板の減少などがでるのだといいます。
ウイルスの媒介しているのは日本中のどこにでもいるようなマダニだそうですが、
イエダニではなく、屋外に生息するフタトゲチマダニ、というマダニの一種なのだそうです。
フタトゲチマダニは、ダニ類の中でも一番大きいそうで、草むらの葉っぱの
上に生息していて、人間や動物が吐く二酸化炭素に反応して飛びつくのだそうです。
そしてそのまま、1週間ほど血を吸い続けるそうですが、普通は吸われた部分が
痒くなるだけで、伝染病を媒介するのはごく稀な事なのだそうです。
ですが、SFTSには有効な治療薬やワクチンが見つかっていないそうで、抗生物質の
投与も効果が無いのだそうです。しかし、感染力は弱いそうなので、病院で適切に
処置をすれば、それほど心配する事ではない、という専門家の意見もあります。
マダニは春から活動を活発化させるそうなので、森や草むらに入る場合は、長袖の
服を着るなどしてマダニに噛まれにくくするのが大事なようです。
これから春になると、お花見やハイキングなどで出かける事も増えると思うので、
自分でできる範囲でだけでも、きちんと対策をしておきたいものです。
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