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不思議な判決

アメリカでちょっと変わった判決が出されたそうです。
それは「今後6ヶ月はビンゴと言ってはいけない」というものです。
なぜこんな事になってしまったのか、それはとあるビンゴ大会が
原因でした。

一般的にビンゴ大会といえば、手持ちのカードの数字が縦・横・斜めの
どれかにそろうと「ビンゴ」と名乗りを上げ、その順位に応じて
景品などを受け取る、というものです。
一つ数字が読み上げられるたびに「あった」「また無かった」など
どきどきしながら数字の発表を待つ、幅広い世代で楽しむことができる
ゲームです。

しかし、アメリカのケンタッキー州で行われたビンゴ大会では、なんと
数字がそろってもいないのに「ビンゴ!」と叫んだ男性が現れたため、
会場は混乱してしまったそうです。この混乱を引き起こしたのは、
18歳の若者だったといいます。

ビンゴ大会に参加していた方の多くは年配の女性だったそうで、若者が
偽の当選者として名乗りを上げてしまったためゲームの進行が遅れる羽目に
なってしまったのだとか。
初めは負けたと思い込んだ参加者たちの悔しがる声などが聞こえていたそうですが、
その若者のビンゴが本物ではないと分かると、今度は怒声やはやし立てる声で
騒然となってしまったのだといいます。

偶然、その場に非番の警官が居合わせたため若者は拘束されてしまったそうです。
警官によると「若者がすぐに謝罪をしていれば、警告のみで解放しただろう」と
語っているそうですが、若者がそれを拒否したために拘束に踏み切ったのだそうです。
若者は「公共の場では何を言っても良い」という考えを持っていたそうで、警官は
「これは映画館で火事でもないのに火事だ、と叫ぶのに等しい行為だ」とも語っているといいます。
ですが、若者には前科が無かったため地方裁判所は「6ヶ月の間、ビンゴと叫ぶことを
禁じる」という判決を下したのだそうです。

口は災いの元、という言葉がありますが、今回はその言葉通りになってしまったようです。

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